イベント・企画展

　想像上の生物である「龍」と実在する動物の「虎」を組み合わせた「龍虎（りゅうこ）」の図像は、古くから絵画や器物等に数多く表され、モチーフや表現として現在も色褪せません。また言葉としての「龍虎」は、拮抗する力をもつ二人の強者をたとえ、龍と虎が対峙する姿は、豪傑同士が争うイメージを彷彿させます。

　漢時代（紀元前202年～紀元220年）の銅鏡では、龍と虎の組み合わせは辟邪（へきじゃ）「魔除け」の効果をもたらす図像として表されます。そして、当時の思想を背景に鏡の紋様が創作されていくなかで、「龍虎」の図像は様々な姿をみせていきます。

　本展では、当館が所蔵する鏡の中から、龍と虎の図像が組み合わされた作品を中心に取り上げ、鏡における龍虎の様々な表現とその関連文化について紹介します。（展示点数30点）

 

【展覧会関連行事】

◆講演会（事前予約が必要）

「漢代の龍虎の世界」

　　日時：令和６年12月７日（土）13：30 ～ 15：00

　　会場：古代鏡展示館　２階　会議室

　　対象：中学生以上

　　定員：先着 20 名

　　講師：森下　章司（大手前大学 国際日本学部 教授）

　　予約：令和６年11月９日（土）～

 

「龍虎の鏡」

　　企画展の内容を中心に講演します。

　　講演後、希望者には展示室にて実物を前に展示解説します。

　　展示室への入室には、観覧券が必要です。

　　日時：①令和６年11月23日（土・祝）

　　　　　②令和７年 １月11日（土）　　各日とも  13：30 ～ 15：00

　　会場：古代鏡展示館　２階　会議室

　　対象：中学生以上

　　定員：先着 20 名

　　講師：垣内　拓郎（当館 学芸員）

　　予約：①令和６年10月26日（土）～

　　　　　②令和６年11月30日（土）～　

 

◆学芸員による展示解説「ギャラリー・トーク」（当日受付・観覧券が必要）

　　日時：令和６年９月28日（土）・10月19日（土）・12月14日（土）

　　　　　令和７年２月15日（土）・３月８日（土）

　　　　　各日とも　13：30 ～ 14：00

　　会場：古代鏡展示館　展示室（企画展示前）

 

※詳細については、別添のチラシをご覧下さい。

　予約・お問い合わせは　TEL ０７９０－４７－２２１２（古代鏡展示館）まで