神々と霊獣が織りなすタペストリー
外形 | 円形 |
装飾 | |
時代・年代 | 後漢 2世紀 |
直径・重さ | 16.6 cm 796g |
漢代に流行した陰陽五行説や神仙思想に基づいた様々な神仙や霊獣が、上下五段の棚状に分けられた区画の中に、一方向から見るように配置されていることから、重列式神獣鏡と呼ばれる。四神(朱雀(すざく)、白虎、玄武、青龍)があり、鏡に東西南北の方位が示されていることがわかる。
他の類例から、後漢末の建安年間(A.D.196-220)に製作された鏡と想定され、呉郡との関連が考えられる。
紋様表現は極めて秀逸であり、鋳上がりは精美である。
図録141