西王母と東王父、伯牙は陰陽の調和を図る
外形 | 円形 |
装飾 | 鍍金 |
時代・年代 | 後漢 2世紀 |
直径・重さ | 14.9 cm 526g |
ひれ状の装飾をもつ大きな神像と、その両側の二獣の三像が一つの単位紋様となっており、それが中央の鈕(ちゅう)を挟んで向かい合って対置することから、「対置式」と呼ばれている。紋様は、漢代に流行した陰陽五行説や神仙思想に基づいた様々な神仙や霊獣が半肉彫りで表現されている。
日本では、主に古墳時代前半の古墳から出土する例が知られている。
鍍金は、水銀に溶かした金を塗り、加熱して水銀を蒸発させることで金メッキするという技法(金アマルガム法)で行われた。
図録155