千石コレクションデータベース

海獣葡萄鏡かいじゅうぶどうきょう

海獣葡萄鏡-1
海獣葡萄鏡-2
海獣葡萄鏡-3
海獣葡萄鏡-4

葡萄は「命の水」を醸成し、「陶酔」の語を冠す・・さぁ、酔い給え!

外形円形
装飾
時代・年代唐 7世紀
直径・重さ16.6 cm 1162g
海獣とは海外の獣という意味で、葡萄(ぶどう)とともに表されたものは特に海獣葡萄鏡と呼ばれている。葡萄はシルクロードを経て西方からもたらされたもので、多産と豊穣をもたらすものとして中国的な楽園図像の中に吸収され、海獣とともに国際色豊かなデザインとして取り入れられた。
唐代を代表する鏡であると同時に、日本でも遺跡から出土したり、神社に奉納されていたり、類例の多い鏡式である。
特に本鏡は、高松塚古墳出土鏡と同型で、他にもこの種の同型鏡は中国及び日本から10面以上発見されている。
図録221
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