外形 | 円形 |
装飾 | 鍍金 |
時代・年代 | 前漢 紀元前1世紀 |
直径・重さ | 18.7 cm 891g |
細線で四神を表現し、「昭明鏡、象日光。」から始まる銘文を記す。
銘文は
「明鏡に照らせば、日光を象(かたど)る。天地に法(のっと)り、陰陽に順(したが)う。玉容を正し、矦王(こうおう)に宜しかるべし。禄位を保ち、不祥を辟(さ)く。白虎は降りて鳳凰来る。无極(むぎょく)に引きて、楽しみ未(いま)だ央(つ)きず。」
この鏡の出来栄えを日光に例え、出世し、不祥を避け、いつまでも楽しさがつきることない、と鏡の所有者に幸福を約束している。
鈕座の周囲と四神の部分には鍍金をほどこしている。
図録113