県指定重要有形文化財
表山遺跡出土小形仿製鏡他一括品(8点)(平成15年度指定)
表山遺跡は明石川支流伊川右岸の尾根上に立地する弥生時代中期末から後期初頭の高地性集落で、環壕をめぐらしています。遺跡からは明石海峡や、大阪湾の一部も望むことができ、交通の要衝に位置することがわかります。
壕の底から小形仿製鏡や鉄鏃、弥生土器が見つかりました。
小形仿製鏡は北部九州産と考えられていますが、入手経路としては表山遺跡から吉備系の土器が出土していることから瀬戸内経由であると考えられます。
この種の鏡としては、北部九州から近畿地方へもたらされた最古の鏡であり、流入の時期がわかる貴重な資料です。
壕の底から小形仿製鏡や鉄鏃、弥生土器が見つかりました。
小形仿製鏡は北部九州産と考えられていますが、入手経路としては表山遺跡から吉備系の土器が出土していることから瀬戸内経由であると考えられます。
この種の鏡としては、北部九州から近畿地方へもたらされた最古の鏡であり、流入の時期がわかる貴重な資料です。
名称 | 表山遺跡出土小形仿製鏡他一括品(8点)(平成15年度指定) |
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内容 | 小形仿製鏡1・鉄鏃1・弥生土器6 |
遺跡名 | 表山遺跡 |
出土地 | 神戸市西区伊川谷町上脇字表山 |
備考 | 出土品の一部が考古博物館テーマ展示「社会」で展示されています。 <参考文献>兵庫県文化財調査報告第202冊 |
カテゴリ | 県指定重要有形文化財 |