県指定重要有形文化財

大田町遺跡刻書円面硯(1点)(平成13年度指定)

推定古代山陽道に面する遺跡で、掘立柱建物群が東西100m以上に広がる官衙的性格が強い大規模な遺跡です。
出土した円面硯(透脚硯)は破片ですが、形態や出土状況から8世紀前半のものと考えられます。外面には「荒田 郡中 富里 荒田マ 直■徳■」と刻書されていますが、地名と考えられる「荒田 郡」「中 富里」は『和名類聚抄』などの文献には見られません。また、「荒田マ(部) 直■徳■」は豪族名と考えられます。
名称 大田町遺跡刻書円面硯(1点)(平成13年度指定)
内容 円面硯1
遺跡名 大田町遺跡
出土地 神戸市須磨区大田町
備考 <参考文献>兵庫県文化財調査報告第128冊
カテゴリ 県指定重要有形文化財