県指定重要有形文化財
三条九ノ坪遺跡木簡(1点)(平成13年度指定)
水田とそれに伴う流路がみつかり、木簡はこの流路の中から土器などとともに見つかりました。
表面には「三 壬子年■」、裏面には「子卯丑■向」の文字が書かれています。「壬子年」は年号を表しており、元号が定着して使用される「大宝元年」(701)以前のものと考えられ、とくに「三」とあることから、「三」と「壬子」が重なる年、すなわち「白雉三年」(652)の木簡であることがわかります。
このように、645年の大化改新から701年の大宝律令制定までの年号記載方法を知る貴重な資料で、日本の国家形成期を示す具体的な資料といえます。
また、年号が記された木簡としては全国で2番目の古さ(最古は難波宮出土の648年)です。
表面には「三 壬子年■」、裏面には「子卯丑■向」の文字が書かれています。「壬子年」は年号を表しており、元号が定着して使用される「大宝元年」(701)以前のものと考えられ、とくに「三」とあることから、「三」と「壬子」が重なる年、すなわち「白雉三年」(652)の木簡であることがわかります。
このように、645年の大化改新から701年の大宝律令制定までの年号記載方法を知る貴重な資料で、日本の国家形成期を示す具体的な資料といえます。
また、年号が記された木簡としては全国で2番目の古さ(最古は難波宮出土の648年)です。
名称 | 三条九ノ坪遺跡木簡(1点)(平成13年度指定) |
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内容 | 木簡1 |
遺跡名 | 三条九ノ坪遺跡 |
出土地 | 芦屋市三条町 |
備考 | <参考文献>兵庫県文化財調査報告第168冊 |
カテゴリ | 県指定重要有形文化財 |