県指定重要有形文化財
市之郷遺跡出土品(44点)(平成22年度指定)
市之郷遺跡は姫路駅の東側にある、弥生時代から室町時代にかけての遺跡です。平成8年度にJR山陽本線の高架事業に伴い発掘調査が行われました。
指定品は古墳時代中期の竪穴住居から出土した、朝鮮半島系の韓式軟質土器とその一括出土資料です。貯蔵具の壺と調理具の平底鉢・鍋・甑が揃っており、この住居に朝鮮半島からの渡来人が住んでいた可能性があります。
兵庫県内で一つの住居から複数の韓式土器が出土した例は他になく、播磨における5世紀の渡来文化受容の様相を考える上で貴重な資料です。
指定品は古墳時代中期の竪穴住居から出土した、朝鮮半島系の韓式軟質土器とその一括出土資料です。貯蔵具の壺と調理具の平底鉢・鍋・甑が揃っており、この住居に朝鮮半島からの渡来人が住んでいた可能性があります。
兵庫県内で一つの住居から複数の韓式土器が出土した例は他になく、播磨における5世紀の渡来文化受容の様相を考える上で貴重な資料です。
名称 | 市之郷遺跡出土品(44点)(平成22年度指定) |
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内容 | 韓式軟質土器15、土師器29 |
遺跡名 | 市之郷(いちのごう)遺跡 |
出土地 | 姫路市市之郷 |
備考 | <参考文献> 兵庫県文化財調査報告第286冊『市之郷遺跡』 |
カテゴリ | 県指定重要有形文化財 |