横穴式石室の入口付近から出土しました。

高さ20．0cm、直径27．4cmの鉢部をもつ器台を中心とし、蓋付きの坏を縁に6個、中央に1個のせています。

いずれも実用的な大きさの器ですが、子持器台は古墳から出土することが多いため、葬送儀礼に伴うものかもしれません。

子持器台は出土数が少なく、また、このような大型の土器は完全な形に復元することが困難なものが多いため、本例は全体の形状がわかるものとして貴重な資料です。

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