その他代表的な資料
布袋(ほてい)さん
屋敷の境にある溝から出土しました。江戸時代後期のもので、ふっくらとした容姿をした土製の布袋(ほてい)さんです。
布袋さんは、福や財をもたらすとして日本で信仰されている七福神のお一人で、中国の唐の時代に現在の浙江省寧波市に実在した禅宗のお坊さんです。
日用品を入れた布袋(ぬのぶくろ)をかつぎ、おおらかな風貌から人々に親しまれてきました。
こうした土人形(伏見人形が有名)は型作りで大量生産され、江戸時代の庶民に広まっていきました。七福神以外にも、動物や生活用具などいろんな種類があります。当時の風俗を知る資料にもなりますが、素朴なつくりで、何となくほっこりさせられます。
名称 | 布袋(ほてい)さん |
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内容 | 土人形(布袋さん) お一人様(報告番号958) |
遺跡名 | 明石城武家屋敷跡 |
出土地 | 明石市大明石町 |
備考 | <参考文献>兵庫県文化財調査報告第109冊「明石城武家屋敷跡」 (他サイトへ)https://sitereports.nabunken.go.jp/67429 |
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