展覧会

大中遺跡発見60周年記念春季特別展「弥生集落転生-大中遺跡とその時代-」

会期 : 2022年4月23日(土)~2022年7月3日(日)
竪穴住居が数多く見つかり国の史跡に指定されている大中遺跡は、弥生時代から古墳時代へ社会が移りゆく時期に突如として大きな集落に成長します。この頃になると、東播磨ではそれまでの集落から様相が変化し、弥生のムラが生まれ変わります。竪穴住居や中国鏡、鉄器などの最新成果から、発見60周年をむかえる大中遺跡と弥生集落の姿を紹介します。
会場 当館特別展示室
時間 9時30分~18時00分(展示室への入場は17時30分まで)
開催期間中の休館日 月曜日 ※ただし5月2日(月)は開館
観覧料金 大人500(400)円、大学生400(300)円、高校生以下無料 ※( )書きは20名以上の団体割引料金 ※障害者手帳もしくはアプリ提示で本人は75%減免、介助者1名は無料 ※満70歳以上の方は大人料金の半額
説明文 展覧会チラシ(PDF:2.2M) 
関連行事

◆記念シンポジウム
「大中遺跡とその時代一東播磨沿岸部の弥生集落ー」
【要予約】

〇6月4日(土)申込期間:4月5日(火)~5月17日(火)
・事前報告「大中遺跡の集落像」 藤原怜史 (当館学芸員)
・報告1 「明石川流域の弥生集落」池田 毅 (神戸市文化スポーツ局)
・報告2 「加古川流域の弥生集落」山中リュウ(加古川市教育委員会)
・記念講演「弥生時代後期から終末期の弥生社会」森岡秀人(関西大学大学院非常勤講師)

コーディネーター 和田晴吾 (当館館長)

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[時間]13:00 ~ 16:30(12:45 開場)
[会場]当館講堂
[定員]72 名 [料金」無料 [対象]どなたでも

※当館HPの予約フォームまたは往復はがきで応募。
申込多数の場合は抽選。

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講演会【要予約】

春季特別展関連講演 ーーーーーーーーーーーー

〇4月30日(土) 申込期間:3月1日(火)~4月12日(火)
「大中遺跡の過去と今」
講師:藤原怜史(当館学芸員)


〇5月14日(土) 申込期間:3月15日(火)~4月26日(火)
「大中遺跡の竪穴住居を探る」
講師:多賀茂治(兵庫津ミュージアム整備室)


兵庫考古学研究最前線2022 連続講座「弥生時代の兵庫」ーーーーーーーー

〇6月18日(土) 申込期間:4月19日(火)~5月31日(火)
「弥生時代について」
講師:和田晴吾(当館館長)

 

〇6月25日(土) 申込期間:4月26日(火)~6月7日(火)
「石・鉄・銅の武器-弥生時代の兵庫-」
講師:園原悠斗((公財)兵庫県まちづくり技術センター)

 

〇7月2日(土) 申込期間:5月3日(火)~6月14日(火)
「弥生時代の姫路-最近の発掘調査成果から-」
講師:福井 優(姫路市埋蔵文化財センター)
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[時間]各回とも13:30 ~ 15:00(12:45 開場)
[会場]当館講堂
[定員]72 名 [料金」無料 [対象]どなたでも

※当館HPの予約フォームまたは往復はがきで応募。
申込多数の場合は抽選。

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◆関連イベント 

特別展解説 【予約不要】
[開催日]5月21日(土)、5月28日(土)
[時間]各日とも13:30~14:00  [料金]無料(要観覧券)


ゴールデンウィークイベント
大中遺跡クイズラリー」【予約不要】
[開催日]5月3日(火)~5月5日(木)
[時間]各日13:00~15:30 [定員]各日100名 [料金]無料(要観覧券)


当館ボランティア「考古楽倶楽部」による
遺跡ウォーク「赤穂市・有年の遺跡散策」
【要予約】
[開催日]6月11日(土)  申込期間:4月11日(月)~5月11日(水)
[時間]10:30~15:30 [定員]25名(中学生以上) [料金] 500円


古代体験講座「ミニチュア竪穴住居を建てよう」【要予約】
[開催日]6 月26日(日) 申込期間:4月26日(火)~5月26日(木)
[時間]10:00~12:00 [定員]10名(小学4年生以上)[料金]400円

大中遺跡出土鏡(播磨町郷土資料館蔵・画像提供)

内容 大中遺跡で発見された中国からもたらされた鏡の破片です。
5㎝程度の小さな破片ですが、孔があけられていて割れ面が擦り減っていることから、割れた後もペンダントのようにして大切に使われていたことがわかります。

久田谷銅鐸(国・文化庁保有、豊岡市歴史博物館画像提供)

内容 久田谷(くただに)遺跡(豊岡市日高町)で発見された銅鐸の破片です。
117点もの破片がまとめて埋められていました。もとは1mを超える大型の銅鐸でしたが、粉々に砕かれた状態で発見されました。

大中遺跡出土鉄製品(当館・播磨町郷土資料館蔵)

内容 大中遺跡の調査研究を進めるなかで、新たに短剣や鋤、ヤリガンナ、板状の鉄製品などが発見されました。弥生時代の集落から多様な鉄製品が見つかる例は多くなく、大中遺跡が大きなムラであったことがうかがえます。また、出土した全長10㎝の短剣は、墓以外で発見された貴重な例です。