歴史の主役は人。遺跡からの出土品が、「人」「環境」「社会」「交流」のテーマに沿って“もの”語ります。
わかりやすいイラストと実物大の復元品が過去と未来をつなぐ旅へとご案内。さあ出発!

むかしの“ひょうご”にはどんな人たちが暮らしていたのだろう?いまだナゾにつつまれた「明石人骨」など、県内各地の遺跡で見つかった人骨から、むかしの人の姿を復元します。自分たちの姿と見比べながら、祖先はどこからきたのか、私たちの由来に思いをはせてください。

人は自然の恵みにはぐくまれ、また時には自然の脅威にさらされる。ナウマンゾウ・ハンターのキャンプ、海山の幸に恵まれた縄文の村、大地を耕し洪水とたたかう弥生農村など、自然とともに生きた人々の暮らしを再現します。自然環境と人間の関係から、歴史を考えてみます。

争い、戦い、そして新しい社会が生み出される。人が争いをくりかえしながら、ともに暮らすためのルールをさだめ、国をつくりあげてきた長い道のりを、戦いの武器・王の墓・古代の役所を通じてながめてみます。

“ひょうご”は古くから海陸の交通の要衝であり、多くの人々が出会い新しい文化が生まれました。大陸と但馬を行き来した古代船や、大王のために運ばれた石棺などを復元し、ひょうごを舞台にした人とものの交流を描きます。