テーマ3 社会 国のなりたち

  • 争う人々

    石製から金属製へと進化する武器、濠がめぐる集落や山の上の砦。

    弥生時代になると、人々は戦いをはじめたが、やがて「倭国」としてまとまっていった。

  • 王墓の出現

    宮内庁が管理する陵墓参考地の雲部車塚古墳(丹波篠山市)の埋葬施設を絵図をもとに再現。

    真っ赤な石室、壁に掛けられた武器、王が眠る石棺、敷き詰められた白い玉石。

    濠がめぐる巨大な前方後円墳には、大量の刀や剣、よろい、かぶとが供えられていた。

  • 国のはじまり

    飛鳥時代、国の威信をかけて都と地方をつなぐ道路が整備された。

    全国で最先端の研究が行われている播磨地域の駅家、地方支配の拠点となる役所の設置。

    律令国家を支える仕組みが急ピッチで整えられ、国の形ができあがった。

  • まつりと祈り

    全国で最多の出土数をほこる袴狭遺跡(豊岡市)。

    役所から大量に出土したまつりの道具は、病気や災害から人や国家をまもる儀式が公的な行事として行われていたことをものがたっている。