10.道路遺構

但馬道(加都遺跡/朝来市) 左右に側溝をもち、山裾に向かって一直線に設置された。

但馬道(加都遺跡/朝来市)低地を通る際は盛土をし、石が葺かれた。

美作道の基礎(長尾沖田遺跡/佐用町)低地は基礎固めをし、直線道にこだわった。

 

道路には、⽣活道、公の道(官道)、街路、墓道などがあり、目的地を結んで編み目のようにあるが、ここでは特に古代の官道を中⼼に集成した。

官道は側溝や⽯敷きなどを有し、⼭間部以外は最短距離となる直線であることを基本としているため、場所の推定がしやすく、また遺構として確認しやすい。

官道を通じて、租税の運搬、外国からの使節の往来、軍隊の派遣などが⾏われた。

※内容については各⾃の責任においてご利⽤ください。
※内容に誤りや不備等がございましたら、考古博物館までお知らせください。